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きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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北本:トキホコリ、オモダカ、ヒメキンミズヒキ、その他

北本自然観察公園散歩より。同日の最後です。〈散歩日:8月27日。その4〉

トキホコリ(時繁)は、イラクサ科ウワバミソウ属の一年草で、北海道西南部から本州中部の日陰や半日陰の湿った地域に局地的に生育します。絶滅危惧II類。
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7月31日には葉が伸びている途中でしたが、今回は葉腋に球状の花序がつきました。
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オモダカ(面高・沢瀉)は、オモダカ科オモダカ属で多年草の抽水植物です。
葉の形をデザインした家紋は広く使われ、十大家紋に数えられているそうです。大名の水野氏の使用が代表的。栽培品種の塊茎が食用になるクワイ。
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花茎を立て、白い花弁3枚からなる花を咲かせますが、この時の花は数個でした。
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オニドコロ(鬼野老)は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のツル性多年草で、雌雄異株。垂れ下がる雌花序には、雌花の子房が膨らみ果実(さく果)ができ始めていました。ここから熟して裂開して・・・、いろいろと見た目が変わるのが面白いです。
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ヒメキンミズヒキ(姫金水引)は、バラ科キンミズヒキ属の多年草で、本州~九州の山地の林内・林縁などに自生します。日陰で暗いため、写りはイマイチです。
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ヤブラン(藪蘭)は、ユリ科(スズラン亜科)ヤブラン属の常緑の多年草です。
大きな株がありました。花茎が多数立ち上がり、花と花序部分の茎も同じ紫色に。
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ミズアオイ(水葵)は、ミズアオイ科ミズアオイ属の一年草の抽水植物で、準絶滅危惧種。湿地の手入れのおかげで、数が多くなったと思います。円い葉が特徴的。
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アオミズ(青水)は、イラクサ科ミズ属の一年草です。北海道~九州に分布し、林縁や林内の湿った場所に生育します。伸び盛りの葉がツヤツヤと輝いていました。
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コウヤボウキ(高野箒)は、キク科コウヤボウキ属の落葉小低木。関東から九州の日当たりのよい林縁でよく見られるようです。当園では日陰地に見られます。
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秋の開花から春の芽吹きまでの見た目が楽しめますが、この時季は可愛い葉のみ。
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| 樹木・草花アレコレ | 20:47 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本:チョウジタデ、ママコノシリヌグイ、タコノアシ

北本自然観察公園散歩より。〈散歩日:8月27日。その3〉

チョウジタデ(丁子蓼)は、アカバナ科チョウジタデ属の一年草で、日本全域に分布し水田・休耕田や湿地などの湿った土地に生育します。和名は、花後の形(子房)が香辛料に使われるチョウジ(グローブ)に似ていてことから。
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茎は4稜あり(断面が四角形)、無毛(又は細かい軟毛)で赤みを帯びることが多い。
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葉腋に径7ミリ前後の黄色い花をつけます。柄は無いけど子房が柄のように見えます。花弁は4枚~5枚で、長さは萼片より短いか同程度。
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この後、秋が深まってくると、葉も茎も子房も全て紅くなります。※6年前の記録


ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)は、タデ科イヌタデ属の一年草。和名は、憎い継子の尻をこの草で拭くという想像からのようです。“憎い”の感情がピンときませんが、そういう時代だったのかと想像するしかないです・・・・・。
棘だらけの茎は、確かに痛いです。ツル性であれば、他の仕様がありそうですが・・・?
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葉は長い柄がつき互生し、整った三角形で基部が少しくぼみます。本種の特徴は。茎などの棘と茎を囲む托葉だと思います。托葉鞘の上部が腎円形で葉状になります。
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花は「ミゾソバ」によく似た頭状花序で、花冠は5深裂し、先端の紅紫色から基部の白色にかけてグラデーションになります。(↓ピントが奥の花に)
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タコノアシ(蛸の足)は、タコノアシ科(←ユキノシタ科・ベンケイソウ科)タコノアシ属の多年草。和名は、赤い実を付けた姿がタコの足のようになることから。
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そのタコノアシの花序が、蛸の足っぽくなってきました。
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◇遊歩道沿いの竹林。年々、遊歩道に近づいているように思う・・・。
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| 樹木・草花アレコレ | 21:07 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本:ヤブガラシ、フジカンゾウ、ヌスビトハギ

北本自然観察公園散歩より。他の方の日記で「ヤブガラシ」を拝見し、見たことはあるけど当日記ではとりあげてないな~と思っていたので、今回ヤブガラシを見られて良かったです。あと、ヌスビトハギ属の2種です。〈散歩日:8月27日。その2〉

ヤブガラシ(藪枯らし)は、ブドウ科ヤブガラシ属でツル性の多年草。正式には「ヤブカラシ」で「カ」に濁点は無いそうです。濁るのは言い易さでの通称でしょうか。

広い遊歩道沿いには様々な草本が育っており、その中にヤブガラシを見つけました。
きれぎれの風彩 北本自然観察公園0827_220911-01

花は初夏から秋まで徐々に開花します。花序は上から見ると幾何学的な感じです。
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横から見ると、花の位置がほぼ水平で、散房状の集散花序のようです。
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花は径約5ミリほどで、薄緑色の花弁4枚と雄シベが4本、雌シベが1本ですが(その状態の記録は無いです)、花弁と雄シベは開花後半日ほどで散ってしまい、雌シベが中央に立った状態で、径約3ミリのオレンジ色の花盤(盤状の花托)が残ります。
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花盤は、オレンジ色からピンク色に変化するそうです。
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葉は5枚の小葉からなる鳥足状複葉で、ツル(巻きひげ)が対生します。このツルは、同種と他種を6別する機能?が備わっているとのこと。不思議です。
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関東以北は、結実できない株が多いようですが、当園では、黒い果実がなるそうです。


ヌスビトハギ(盗人萩)は、マメ科ヌスビトハギ属の多年草です。
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花は細長い花序にまばらにつきます。長さ3~4ミリで淡紅色。
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フジカンゾウ(藤甘草)は、マメ科ヌスビトハギ属の多年草です。
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草丈は50~150センチになり、花は長さ1センチほどの淡紅紫色。
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ヌスビトハギもフジカンゾウも果実は普通2節で、フジカンゾウの果実は見るからに大きく、眼鏡型の果実の円い部分が鋭角です。また、同属のアレチヌスビトハギは、北米原産で、3~5個の小節果になります。同園では“アレチ”を見たことがないです。

| 草本(草花・野草) | 21:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本:ヒデリコ ~多数の小さな小穂

北本自然観察公園へ約一か月ぶりに訪れました。〈散歩日:8月27日〉

今年の冬に湿地を掘って作った新しい池のほとりに、初めて見る(と思われる)植物があり、調べたところ「ヒデリコ」のようです。

ヒデリコ(日照子)は、カヤツリグサ科テンツキ属の一年草。全国に分布し、水田の畔や日当たりの良い湿地に生育します。
・草丈はふつう30~40センチ。乾燥していると10センチほどで穂を出すことも
・夏から秋にかけて茎の先でよく分枝して多数の小穂をつける
・葉は根元から多数つけ、葉先は長く鋭く尖る。いわゆる「単面葉」で両面とも裏面

水辺で、極小の何かが多数ついた植物に目がとまりました。
きれぎれの風彩 「ヒデリコ」1-1


花穂のようですが、近づいて見ても小さくて目視ではよく分かりません。
きれぎれの風彩 「ヒデリコ」1-2


小穂は2.5~3ミリ程度と小さく、球形に近い楕円形です。
きれぎれの風彩 「ヒデリコ」1-3


錆褐色の小穂から飛び出している白い糸状のものは雌しべの柱頭で、柱頭の先は3つに分かれているそうです。
きれぎれの風彩 「ヒデリコ」1-4


こちらの花穂は高さ十数センチほどで、出はじめていました。色は淡い緑色です。
きれぎれの風彩 「ヒデリコ」1-5


「単面葉」というのは、葉が真ん中から2つに折りたたまれており、表面は内側に隠れて外から見ることはできず、見えている部分は、どちらも裏面とのことです。
同様の平たい単面葉はアヤメやショウブ、丸い単面葉はネギ・・・不思議。

和名は、夏の日照りにも負けずに元気に葉を広げている様子に例えたそうです。元気な小さな「子」なのでしょう。日照男とか日照夫だとイメージが???

ところで、名前を調べようとアレコレ検索したのですが上手くいかず、同定作業の一環でとスマホの「Googleレンズ」で、PCモニターでの画像を撮ってみたところ、なんとヒデリコと検索され、それと分かりました。試してみるものだな~と思った次第です。

| 草本(草花・野草) | 20:34 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミズアオイ、ワルナスビ、ガマ、サルスベリ、その他

上尾市の丸山公園をぐるっと散歩してきました。〈散歩日:8月16日〉

ミズアオイ(水葵)は、ミズアオイ科ミズアオイ属の1年草の抽水植物。
環境省RDBでは準絶滅危惧種。なのに、入口に近い一画でごちゃごちゃっとしていた。
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せっかく花も咲いているのに、ちょっと残念に感じた。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-02


ワルナスビ(悪茄子)はナス科ナス属の多年草。要注意外来生物に指定されています。トゲ、全草有毒、駆除するのは難しい、だから「悪いナス」って、悪気はないのに。
ここでも数年前には、広く繁殖していましたが、かなり少なくなっていた。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-03

花はモンキーバナナのような黄色い葯もあって、なかなか独特。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-04


ガマ(蒲)は、ガマ科ガマ属の多年草の抽水植物。2年前にかいぼり(池の水抜き)後に作られた浅瀬にはガマが育っていた。まだ丈は低い。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-05


サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)は、ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木。
近くで見たのは今シーズン初。枝先につく花序は、青空がお似合いか。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-06


小川沿いの両岸は、2年前の秋にアレチウリが大繁殖していた。見るも無残な様相だったが、今年は早々に草刈りをしたようでスッキリしていた。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-07 border=


メタセコイアの根が池の杭を押しやって湾曲している。植栽当時はこれほどの根になるとは想定できなかったのだろう。“生きた化石”と呼ばれたのは過去のことか・・・。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-08

念のため小葉を確認。対生なのでラクウショウではなくメタセコイアのようだ。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-09


こちらは、シダレヤナギ。このパイプみたいなのは、移動させても良かったのでは。
きれぎれの風彩 丸山公園0816_220905-10

| 樹木・草花アレコレ | 21:01 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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